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賢く住替え
部屋探しで気になるポイントの一つとして「騒音」があります。
隣の部屋からの音がどれくらい聞こえるのか、気になる人は多いと思います。
「壁が薄い物件って本当に存在するの?」という質問を時々受けます。
安易な回答は難しいのですが、そのような物件もあるのは事実です。
一般的に「木造で築年数が古いアパートは壁が薄い」というような認識が多いようですが、壁の厚さ、防音性は物件によって様々です。
鉄筋コンクリートでも防音性が優れない物件も存在します。
実際に部屋を見てみないとわからないところですが、部屋を見ただけでが分からない部分もあります。
「住んでみないと分からない」、これが正直な回答です。
今回は賃貸住宅の「音」について考えていきたいと思います。
1. 壁の厚さと防音性について
壁の厚さが全てではありませんが、防音性には影響します。
壁の厚さについては、調べることが難しい部分でもあります。
ここについては壁を少し叩いてみるなどして、どのような素材なのか確認してみるとよいでしょう。
鉄筋コンクリート造の建物でコンクリートでしっかりした壁であれば、防音性は高い可能性が高いです。
木造アパートや鉄骨造アパートでは、石膏ボードが隣接する壁として使われるケースが多くなっています。
石膏ボードだから「防音性が低い」と判断する人もいるようですが、これは間違っています。
表面は石膏ボードでも、壁の中がどうなっているかは分かりません。
壁の中で防音性を高める処理をしているケースもあります。
ただこれは壁の中になるので、判断するのが非常に難しい部分でもあります。
このような場合は物件を管理する不動産屋などに聞いてみると良いでしょう。
またポストを見て空室が多いアパートなどは、少し注意が必要です。
防音性が低くすぐに出て行ってしまう物件かもしれません。
このあたりも一緒に質問してみるとよいでしょう。
2. 壁だけではありません。 部屋の配置にも注目しましょう!
音の問題は壁だけはありません、部屋の配置によっても影響が異なります。
この間取図を参考に騒音リスクについて考えていきます。
このような物件の場合、騒音リスクが一番少ないのは101号室。
角部屋というところが一番のポイント。
次に102号室との間には設備などがあり少し距離があります。
このようなことから、生活音などが聞こえにくい部屋の配置になっています。
102号室、103号室については生活空間が隣接しているので、壁の作りによっては騒音のリスクが考えられます。
このように生活空間がどこにくるのかというところについても考えてみるとよいでしょう。
少しでも良い環境の部屋に住みたいと思う人は多いともいます。
音が気になる人は壁のチェックの他に、今回解説した部屋の配置についても考えるとよいと思います。
今回のコラムが少しでも役に立てば幸いです。
それでは今回はこのあたりで。
門傳 義文 株式会社ラインズマン代表取締役
宅地建物取引主任士、ファイナンシャルプランナー
「不動産をわかりやすく伝える」をコンセプトに、不動産会社「ラインズマン」を設立。メディア「暮らしっく不動産」を運営するほか、相談者とともに悩み、考える住まい選びの“プロ”として活動している。趣味はサッカーと音楽(ベーシスト)。ベースの教則本も執筆している。
気になる物件を見つけたら、まずは不動産会社へ気軽に問い合わせてみましょう。
早い会社だと数分から数時間で回答が届きます。
間取り図だけでは分かりにくいポイントは直接現地を見て確認することをオススメします。
ご近所の状況や日当たりなど積極的に確認すると良いでしょう。
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